○議長(
伊藤雅章君) 町長の
施政方針演述が終わりました。 お諮りをいたします。休憩したいと思いますが、ご異議ございませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(
伊藤雅章君) ご異議なしと認め、午前11時5分まで休憩をいたします。 休憩(午前10時49分) 再開(午前11時05分)
○議長(
伊藤雅章君) 休憩を解いて再開いたします。 休憩前に引き続き会議を行います。
△
教育委員会教育長教育行政方針演述
○議長(
伊藤雅章君) 日程第4、
教育委員会教育長教育行政方針演述を行います。 教育長。 〔教育長 千葉祐悦君登壇〕
◎教育長(千葉祐悦君) 本日ここに、町議会3月定例会が開催されるに当たり、
教育行政の主要な施策について、その所信の一端を申し上げます。 (以下、「令和2年度金ケ崎町
教育行政方針」により 演述のため記載省略)
○議長(
伊藤雅章君)
教育委員会教育長教育行政方針演述が終わりました。 お諮りいたします。昼食のため休憩したいと思いますが、ご異議ございませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(
伊藤雅章君) 異議なしと認めまして、午後1時30分まで休憩をいたします。 休憩(午前11時43分) 再開(午後 1時30分)
○議長(
伊藤雅章君) 休憩を解いて再開いたします。 休憩前に引き続き会議を行います。
△議案第22号から議案第29号までの一括上程、説明、
予算審査特別委員会設置、
委員会付託
○議長(
伊藤雅章君) 日程第5、議案第22号 令和2年度金ケ崎町
一般会計予算について、日程第6、議案第23号 令和2年度金ケ崎町
国民健康保険特別会計予算について、日程第7、議案第24号 令和2年度金ケ崎町
訪問看護ステーション事業特別会計予算について、日程第8、議案第25号 令和2年度金ケ崎町
介護保険特別会計予算について、日程第9、議案第26号 令和2年度金ケ崎町
国民健康保険診療施設特別会計予算について、日程第10、議案第27号 令和2年度金ケ崎町
後期高齢者医療特別会計予算について、日程第11、議案第28号 令和2年度金ケ崎町
水道事業会計予算について、日程第12、議案第29号 令和2年度金ケ崎町
下水道事業会計予算についてまで8件、いずれも令和2年度予算でありますので、一括議題としたいと思います。これにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(
伊藤雅章君) 異議なしと認めます。 したがって、日程第5、議案第22号 令和2年度金ケ崎町
一般会計予算についてから、日程第12、議案第29号 令和2年度金ケ崎町
下水道事業会計予算についてまで8件、一括議題とすることに決定いたしました。 お諮りします。ただいま一括議題となりました議案の朗読を省略し、直ちに提案理由の説明を求めたいと思いますが、これにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(
伊藤雅章君) 異議なしと認めます。 提案理由の説明を求めます。 副町長。 〔副町長
小野寺正徳君登壇〕
◎副町長(
小野寺正徳君) 日程第5、議案第22号 令和2年度金ケ崎町
一般会計予算についてから、日程第12、議案第29号 令和2年度金ケ崎町
下水道事業会計予算についてまで、一括して提案説明申し上げます。 それでは、お手元に配付しております資料に基づきまして説明をさせていただきます。 議案第22号 令和2年度金ケ崎町
一般会計予算についてから、議案第29号 令和2年度金ケ崎町
下水道事業会計予算についてまでの8件につきまして、提案説明を申し上げます。 国は、令和2年度
予算編成の
基本方針の中で、「経済再生なくして
財政健全化なし」を基本とし、
デフレ脱却・経済再生と
財政健全化に一体的に取り組み、600兆円経済と
財政健全化目標の達成を目指すとされたところです。また、Society5.0時代に向けた人材・技術への投資やイノベーションの促進、
次世代型行政サービス等の抜本強化といった
生産性向上に向けた取組など、重要な政策課題への対応に必要な予算措置を講ずるなど、メリハリの利いた
予算編成を目指すとしております。 当町の財政状況は、これまでの
財政健全化への取組により、将来負担比率及び
実質公債費比率は減少を続けており、改善傾向にあります。しかしながら、
少子高齢化や公共施設の
老朽化対策など、今後想定される様々な行政課題に対応し、税収変動、災害時等にも安定した
行政サービスを提供するためには、プライマリーバランスの黒字の堅持など、引き続き財政指標のさらなる改善に努め、安定した
行財政基盤を確立していく必要があります。 令和2年度
一般会計予算の歳入において、町税は前年度並みを見込んでいるところですが、
企業城下町の特徴である税収の
不安定要素を大きく含んでおります。今後も、景気や社会情勢の変動に伴う税収の増減が見込まれることから、自主財源の確保は厳しい状況にあると捉えております。 歳出においては、
保育園運営委託料等の
児童福祉関係予算及び高齢化に伴う
社会保障関係費の増とともに、
診療所建設や
下水道事業等の
町債償還支援のため、依然として繰出金や
企業会計への負担金が大きな割合を占めています。 このため、令和2年度においても近年同様、不足する歳入の補填として
財政調整基金等の多額の取崩しにより対応せざるを得ない状況にあります。 また、令和2年度は、「第十次金ケ崎町
総合発展計画」の基本計画の最終年に当たることから、計画の締めくくりの年として着実な事業の実行を図るとともに、
人口減少対策への重点化を基本姿勢として「金ケ崎町まち・ひと・し
ごと創生総合戦略」における
重点プロジェクトに関連する事業を優先的・重点的に実施することとし、
予算編成を行ったところであります。 令和2年度の
一般会計及び5の
特別会計の
歳入歳出予算総額は、121億9,719万4,000円で、これは前年度比較(令和元年度当初予算との比較である。以下同じ。)で1億6,278万5,000円、1.3%の減となっております。これに
公営企業会計の
水道事業会計及び
下水道事業会計を
歳出ベースで加えますと、133億3,851万円で、前年度比較1億4,185万2,000円、1.1%の減となっております。 なお、
公営企業会計につきましては、
資本的支出を含まない
歳出ベースとしておりますが、これまでも
歳出ベースを加えた額で前年度比較しているものですので、ご理解いただきますようお願いいたします。 以下、
会計ごとに概要をご説明いたします。 初めに、議案第22号 令和2年度金ケ崎町
一般会計予算についてであります。令和2年度は、
歳入歳出とも86億4,848万3,000円としたところであります。これは、前年度と比較して2億8,407万円、3.2%減の予算となっております。 歳入におきましては、自主財源の根幹を占める町税については、前年度比較178万4,000円、0.1%の増の28億485万7,000円を見込んでいます。
地方交付税については、胆江地区
衛生センターごみ焼却施設長寿命化事業に係る
震災復興特別交付税の減により、前年度比較7,403万8,000円、3.8%減の18億8,090万2,000円を見込んでいます。 分担金及び負担金は、
子育て家庭の
経済的負担の軽減を目的とした保育料の減額及び
幼児保育無償化に伴う
保育所入所負担金の減により、前年度比4,390万2,000円、53.1%減の3,870万8,000円を見込んでおります。
国庫支出金は、子供のための教育・
保育給付交付金の増により、前年度と比較して4,386万2,000円、5.1%増の9億191万9,000円を見込んでおります。 繰入金は、
財源不足分に対応する財政調整基金取崩し額の減により、前年度比較1億5,680万4,000円、16.7%減の7億8,204万1,000円を見込んでおります。町債については、
法面対策工事、
町道舗装補修事業等により、前年度比較2,076万8,000円、2.7%減の7億4,255万4,000円を見込んだところであります。 次に、歳出でありますが、総務費は前年度比較6,164万5,000円、5.6%減の10億4,755万7,000円であります。これは、選挙費、
固定資産評価事業費の減が主な内容であります。 民生費は、前年度比較4,982万5,000円、2.4%減の20億3,407万4,000円であります。これは、
在宅子育て応援金の新設による増、
保育園運営委託料の増があった一方、
プレミアム付商品券事業費、
小規模保育所等整備事業費補助金の減が主な内容であります。 衛生費は、前年度比較1億978万円、9.7%減の10億1,755万2,000円であります。これは、胆江地区
衛生センターごみ焼却施設長寿命化事業に係る負担金の減が主な内容であります。
農林水産業費は、前年度比較7,044万1,000円、9.2%減の6億9,860万5,000円を見込んでおります。これは、
肉用牛繁殖センター整備事業費及び
草地畜産基盤整備事業費の減がその主な内容であります。 土木費は、前年度比較1億1,683万2,000円、10.9%増の11億8,967万4,000円であります。これは、
道路維持管理事業費、
森山総合公園管理費の増が、その主な内容であります。 教育費は、前年度比較4,625万2,000円、3.8%減の11億7,929万7,000円であります。これは、
学校ICT環境整備推進事業、旧
陸軍省軍馬補充部六原
支部官舎修理工事等による増があった一方、
南方幼稚園増改築工事の完了に伴う減が主な内容であります。 公債費については、前年度比較5,936万9,000円、6.4%減の8億6,859万8,000円であります。これは、計画的な発行抑制による減がその主な内容であります。 なお、歳出について、第十次金ケ崎町
総合発展計画における
基本目標別の
予算措置状況は、
基本目標第1の「生活環境」は、16億2,122万4,000円で、主な事業は
廃棄物処理対策事業、
道路新設改良事業、
除排雪対策事業などであります。
基本目標第2の「健康福祉」は、15億4,617万7,000円で、主な事業は
保育所委託事業、
障害者自立支援給付費、
子ども医療費給付費などであります。
基本目標第3の「産業」は、4億2,209万9,000円で、主は事業は日本型直接支払制度、
草地畜産基盤整備事業、
企業立地促進奨励事業費補助金などであります。
基本目標第4の「教育文化」は、5億2,287万3,000円で、主な事業は
学校ICT整備推進事業、
先人顕彰事業、
森山総合公園管理事業などであります。 さらに、
重点プロジェクトとして位置づけた金ケ崎町まち・ひと・し
ごと創生総合戦略に係る主な事業としては、
重点プロジェクト1「若者が暮らしたいまちを創る」では、若者の雇用の場の確保や
定住環境向上の取組として、若者・
女性活躍推進事業485万3,000円、
住宅建設資金金利負担軽減補助金2,415万3,000円、金ケ崎町
企業立地促進奨励事業費補助金1,000万円などであります。
重点プロジェクト2「女性にとって魅力的なまちを創る」では、特に子育て中の働く女性への支援策として、
子ども医療費給付金5,732万8,000円、
子育て支援センター事業1,278万5,000円、
在宅子育て応援金759万円などであります。
重点プロジェクト3「活力と特色のあるまちを創る」では、人口減少の中で
地域づくりを進める支援策として、横道・
谷地地区宅地開発指導事業1,482万7,000円、
地域支援事業1,346万1,000円、
地域公共交通網形成計画推進支援事業595万1,000円、六原駅
周辺まちづくり計画検討事業333万3,000円などであります。 続きまして、議案第23号 令和2年度金ケ崎町
国民健康保険特別会計予算についてであります。予算総額では、
歳入歳出それぞれ14億6,957万4,000円で、前年度比較7,920万8,000円、5.7%の増であります。 国保被保険者は、令和2年1月31日現在において3,002人であり、昨年同期に比較しますと41人、1.3%の減であります。 今年度の
予算編成においては、保険税の
収納率向上対策、
保健指導等の強化、
医療費適正化事業に取り組み、国保財政の安定的な運営を図ってまいります。 次に、議案第24号 令和2年度金ケ崎町
訪問看護ステーション事業特別会計予算についてであります。
歳入歳出それぞれ2,185万円で、前年度比較90万3,000円、4.3%の増であります。
事業内容といたしましては、自宅で療養されている方やその家族が、住み慣れた地域や家庭で安心して豊かに暮らせるように
訪問看護サービスの提供を行います。近年、在宅医療の重要性が増しており、特に高齢者や障がい者の利用を積極的に受け入れ、家族看護の緩和に努めてまいります。 また、従来どおり時間外や土日のサービス、24時間
携帯電話対応などを行ってまいります。 次に、議案第25号 令和2年度金ケ崎町
介護保険特別会計予算についてであります。
介護保険事業勘定及び
介護サービス事業勘定を合わせた予算は、
歳入歳出それぞれ15億2,733万2,000円で、前年度比較64万2,000円、0.04%の増であります。
事業内容といたしましては、介護認定を受けている被保険者の
居宅介護サービス給付費及び
施設介護サービス給付費等がその主な内容であります。 また、新たな取組として
介護予防事業に声を出しながら運動することにより嚥下機能を鍛える
スポーツボイス講座に新しく取り組むほか、令和2年度は次期の金ケ崎町
高齢者福祉計画及び
介護保険事業計画の策定年度となっておりますので、一般町民を含めた
策定委員会を設置し、次期計画の策定を進めてまいります。 次に、議案第26号 令和2年度金ケ崎町
国民健康保険診療施設特別会計予算についてであります。医科勘定及び歯科勘定を合わせた予算は、
歳入歳出それぞれ3億9,274万1,000円で、前年度比較3,799万円、10.7%の増であります。 診療所の運営に係る費用のほか、
医療機器更新に係る
備品購入費及び
医療機器維持に係る
保守点検委託料について予算計上したところであります。 また、従来からの地域医療の取組を継続し、町民の健康管理及び健康増進の向上に医師が中心となり積極的に取り組んでまいります。 次に、議案第27号 令和2年度金ケ崎町
後期高齢者医療特別会計予算についてであります。
歳入歳出それぞれ1億3,721万4,000円で、前年度比較254万2,000円、1.9%の増であります。被保険者は、令和2年1月31日現在において2,543人であり、昨年同期と比較しますと29人、1.1%の減であります。 歳入は、
後期高齢者医療保険料と
一般会計からの繰入金がその主な内容であります。 歳出は、
後期高齢者医療広域連合への納付金がその主な内容であります。 次に、議案第28号 令和2年度金ケ崎町
水道事業会計予算についてであります。給水戸数5,823戸、年間総給水量259万3,900立方メートルを予定しております。
収益的収入及び支出でありますが、収入が4億227万1,000円で、前年度比較3,485万6,000円、9.5%の増であり、支出が3億7,265万6,000円で前年度比較3,506万2,000円、10.4%の増であります。 支出の主なものは、原水及び浄水と減価償却に係る費用であります。 次に、
資本的収入及び支出の支出でありますが、1億7,106万3,000円で、前年度比較5,143万円、43.0%の増であります。その主な内容は
老朽管更新事業であります。 次に、議案第29号 令和2年度金ケ崎町
下水道事業会計予算についてであります。
汚水処理戸数5,163戸、年間総処理水量133万6,667立方メートルを予定しております。
収益的収入及び支出でありますが、収入が8億9,473万円で前年度比較4,722万6,000円、5.6%の増となっております。収入の主な内容は、使用料と他会計負担金、補助金及び長期前受金戻入であります。支出は、7億6,866万円で前年度比較1,412万9,000円、1.8%の減であります。主な内容は、管渠費、処理場費、浄化槽費の維持管理費、流域下水道管理費、減価償却費、支払利息及び企業債取扱諸費に係る費用であります。 次に、
資本的収入及び支出でありますが、収入3億8,807万9,000円で前年度比較3,350万8,000円、9.5%の増となっております。収入の主な内容は、企業債、他会計負担金、国庫及び他会計補助金であります。支出は7億4,857万1,000円で前年度比較5,229万9,000円、7.5%の増となっております。支出の主な内容は、建設改良費の下水道管路整備事業及び汚水処理施設の機能強化事業、浄化槽設置事業、流域下水道建設負担金に係る費用及び企業債償還金であります。 以上をもちまして、令和2年度金ケ崎町
一般会計予算、
特別会計予算5会計及び
企業会計予算2会計、合計8会計予算につきまして、議案の提案説明を終わらせていただきます。
○議長(
伊藤雅章君) 説明が終わりました。 お諮りいたします。本案件は、予算審査特別委員会を設置して、これに一括審査付託したいと思います。これにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(
伊藤雅章君) 異議なしと認めます。 したがって、予算審査特別委員会を設置し、議案第22号から議案第29号まで一括して審査付託することに決定いたしました。
△予算審査特別委員会の委員の選任について
○議長(
伊藤雅章君) お諮りいたします。 ただいま決定されました予算審査特別委員会の委員の選任については、委員会条例第5条第4項の規定に基づき、議長を除く全員を指名したいと思います。これにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(
伊藤雅章君) ご異議なしと認めます。 したがって、議長を除く全員を予算審査特別委員会委員に指名することに決定いたしました。
△予算審査特別委員会の委員長及び副委員長の選任について
○議長(
伊藤雅章君) お諮りします。 ただいま設置されました予算審査特別委員会委員長及び副委員長を委員会条例第6条第2項の規定によって選任したいと思います。これにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(
伊藤雅章君) 異議なしと認めます。 したがって、予算審査特別委員会委員長及び副委員長の選任をすることに決定いたしました。 ただいま決定されました予算審査特別委員会委員長及び副委員長選任についてを日程に追加し、直ちに議題といたします。 お諮りいたします。本選任は、
金ケ崎町議会委員会条例第6条第2項の規定により、委員会を開催して、委員長及び副委員長の互選をしていただき、その結果を本会議再開の後、年長委員より報告していただくことにしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(
伊藤雅章君) 異議なしと認めます。 委員会開催のため暫時休憩を宣します。 休憩(午後 1時53分) 再開(午後 1時59分)
○議長(
伊藤雅章君) 休憩を解いて再開いたします。 休憩前に引き続き会議を行います。 予算審査特別委員会委員長及び副委員長の互選の結果を報告願います。 9番、千葉良作君、自席でお願いします。
◆9番(千葉良作君) それでは、予算審査特別委員長選任の結果についてご報告いたします。 委員長には及川みどり議員にお願いします。それから、副委員長には阿部隆一議員に決定いたしましたので、ご報告申し上げます。 以上です。
○議長(
伊藤雅章君) どうもご苦労さまでした。 ただいま予算審査特別委員会から報告があったとおり、予算審査特別委員会委員長には13番、及川みどり君、同副委員長には12番、阿部隆一君、以上のとおり決定されました。
△予算審査特別委員会の委員長及び副委員長の就任の挨拶
○議長(
伊藤雅章君) 決定されました予算審査特別委員会の委員長及び副委員長から、登壇の上ご挨拶をいただきます。 予算審査特別委員会委員長、13番、及川みどり君、お願いします。 〔予算審査特別委員会委員長 及川みどり君登壇〕
◎予算審査特別委員会委員長(及川みどり君) 13番、及川みどりでございます。ただいまは、予算審査特別委員会の委員長を仰せつかり、誠に光栄に存じます。とともに、責任の重大さに身の引き締まる思いをいたしております。 今回は、令和2年度
一般会計及び
特別会計、さらには令和2年度
下水道事業会計の各会計予算に係る付託案件がございます。皆様の十分なる論議を心からご期待申し上げます。 運営に当たりましては、副委員長とよく協議をして進めてまいりたいと存じます。委員各位のご協力をお願い申し上げます。 委員長就任の挨拶といたします。よろしくお願いをいたします。 なお、予算審査特別委員会は、3月17日より本議場において開会いたしますので、ご参集くださいますよう口頭をもってご案内申し上げます。ありがとうございました。
○議長(
伊藤雅章君) 次に、予算審査特別委員会副委員長、12番、阿部隆一君、ご挨拶をお願いします。 〔予算審査特別委員会副委員長 阿部隆一君登壇〕
◎予算審査特別委員会副委員長(阿部隆一君) 12番、阿部隆一です。ただいまは、予算審査特別委員会の副委員長に選ばれました。 委員長を補佐し、意義のある議論をしていきたいと思っております。議員の皆様の活発なご意見をお願いして、挨拶といたします。どうもありがとうございました。
△一般質問
○議長(
伊藤雅章君) 日程第13、一般質問を行います。 一般質問は、あらかじめ通告されておりますので、通告の順に従って質問を許します。 13番、及川みどり君、どうぞ。 〔13番 及川みどり君登壇〕
◆13番(及川みどり君) 13番、及川みどりでございます。今回から、また4年間議員として皆様の負託を受けましたので、一生懸命務めさせていただきます。今回第1回目の一般質問をさせていただきます。 初めに、日常生活の安全安心対策についてということで、町内各地域を回って要望されたことは、街灯がなく夜外出する際、外が暗くてとても困るということでした。街灯、防犯灯の設置については各自治会を通して要望してくれと言われますが、町として総点検をして設置をすべきではないかと思います。町の考えを伺います。 また、道路の悪さも大変気になりました。予算がないのは承知しておりますが、自転車や高齢者の押し車での通行に支障のあるところは早急に補修をしていくべきだと思います。災害時の避難の際に安全に行動できるようにするためにも、早期に取り組むべきだと思いますが、いかがお考えですか。よろしくお願いいたします。 2番目に、知的障がい者、障がい児対策について。町内には、知的障がいの方を受け入れる施設が少なく、近隣市の施設に通っている方、入所している方が大勢おります。施設の充実についてどのように考えているのか伺います。 昨今、発達障がいということが認識されてきましたが、その症状は様々で、外見で分かる人、健常者と見た目は同じでも重い障がいの人など、保護者の方は大変苦労しているようです。幼児期に専門の方が観察をして、早期に発見、適切なケアをすることで改善に向かうということです。幼児期の取組について、町ではどのようにしているのか伺います。 また、保護者に対してのサポート体制はどうなっているのか。広く町民に対して認識してもらう方策を考えているのか伺います。 3、高齢者の交通手段確保について。町では地域公共交通網形成計画の策定に向け取り組んでおります。概要版を読みましたが、今一番困っている歩行困難の方々にとっては、今さら感が否めない手ぬるい計画だと思います。田園バスの停留所まで手押し車を押しながら30分以上もかかって出てくる方に、小さい車で近くまで来てほしいと言われました。方法はいろいろとあると思います。もっと柔軟な発想で取り組むべきだと思いますが、考えを伺います。 4、幼児教育の取組について。南方認定こども園が4月から開園しますが、幼稚園、保育園への入園児の割合はどのようになっておりますか。今後の運営について、0歳から2歳児の受入れ時期をいつ頃としているのか、保育士確保の問題はないのか伺います。 町内の幼稚園の存続について、一番問題になるのは永岡幼稚園ではないかと思いますが、来年度の未就学児の対応についてはどう考えておりますか。 以上、お伺いいたします。
○議長(
伊藤雅章君) 答弁願います。 町長。 〔町長 髙橋由一君登壇〕
◎町長(髙橋由一君) 13番、及川みどり議員のご質問にお答えをいたします。教育長にもお尋ねでございますが、先に私のほうから答弁をさせていただきます。 初めに、街灯、防犯灯の設置についてお答えをいたします。防犯灯の整備、設置につきましては、毎年4月に各地域の防犯支部長から設置箇所の要望を頂き、防犯協会役員及び金ケ崎交番による現地確認を実施いたして、優先度の高い順に設置をいたしております。各地域の危険箇所等の実情を細かく把握している防犯支部長からの要望により設置することで、より適切な場所への設置が可能であると考えております。 なお、限りのある予算の中で設置をしている、こういう状況でございますので、例年10基程度とはなりますが、今後もこれについては継続をして設置を進めてまいります。 次に、道路の補修についてお答えをいたします。今年度は記録的な暖冬に伴い、降雪量が少ないことから、議員のご質問のとおり、道路の損傷が目立つ状況でございます。そのため2月上旬から直営作業は除雪ではなく幹線道路の舗装、補修の対応を実施いたしております。 直営作業の対応でございますが、この対応が不可能な路線の舗装、補修につきましては、今定例議会におきまして、小規模修繕工事の増額補正予算を計上し、議決後でございますが、建設業者による補修対応を予定いたしておるところでございます。ただし、舗装、補修は交通量が多い路線が優先となりますので、細部の生活路線まで行き届かないところも出てくるのが現状かと思います。各地域からの補修要望を確認しながら、対応していきたいと考えております。 次に、知的障がい者、障がい児対策についてお答えをいたします。町内におきまして、入所施設が1か所、グループホームが5か所ございます。知的障がい、精神障がい、あるいは身体障がいの方が利用しております令和2年2月時点での状況ですが、町内の施設利用者は13名、町外施設利用者は36名となっております。入所を希望されている場合でも、空きがないので入所に至らないケースがございますけれども、あることは認識をいたしておりますが、これは当町に限らず他市町村におきましても同様と伺っております。 入所施設については、施設所在地市町村に負担が偏らないよう、居住地特例として施設入所前の居住地市町村が費用負担をすることとされており、広域的な対応が可能となっておるところでございます。 施設の充実には、施設整備だけではなくサービスの質を確保するための人材確保も重要な課題であると認識をいたしております。このため町単独事業所主導での整備、充実には限界があることから、国、県の施策の推進が重要であると考えております。町といたしましても、第十次
総合発展計画及び金ケ崎町障がい福祉計画に基づき、居住の場を確保すべくグループホーム整備に向け町内事業者と協議を続けてまいりたいと考えております。 また、障がいの程度や特性によりますが、可能な限り本人や家族が安心して地域で暮らすことができるよう、町の相談業務を通して支援を行ってまいりたいと考えております。 次に、発達障がいについてでございます。乳幼児健診、保護者からの相談を通し、保護者のお子さんに対する思いや願いを確認しながら、親子ともに適切な支援が受けられるよう、母子保健分野だけではなく医療、福祉の関係機関と連携を取りながら対応しております。 また、岩手県立療育センターの子育て相談、これは年4回、これを活用しながら、お子さんの発達特性を確認しながら専門的なアドバイスを受けられる機会を確保し、継続した相談や関係機関へつないでおるところでございます。 さらに、町の療育教室、これは年30回でございますが、お子さんの特性に応じて社会性の獲得や発達の促しに取り組むとともに、保護者の育児相談や悩み事に寄り添いながら、親子に対してのサポート体制を取っておるところでございます。 障がい者への理解促進については、この取組の一つとして、昨年4月2日の世界自閉症啓発デー、4月2日から8日までの発達障害啓発週間に合わせて、世界、日本の各地で行われているブルーライトアップを庁舎展望タワーで実施するとともに、玄関ホールにおいて発達障がいを持つ子供たちの作品展示を行うなど、自閉症と発達障がいへの理解促進に努めたところでもございます。 障がいのあるなしにかかわらず、全ての町民が住み慣れた地域で共に暮らすことができるよう、様々な機会を捉え、障がい者への理解が進むよう今後とも啓発活動などに努めてまいります。 次に、高齢者の交通手段確保についてのご質問にお答えをいたします。現在高齢者の移動手段に対する支援として、福祉タクシー助成事業を実施いたしております。対象者は、75歳以上の一人暮らし及び75歳以上のみの世帯で、タクシー料金の一部を助成するタクシー券を交付しております。交付者数は、令和2年2月末現在で220人となっております。 また、65歳以上の方の介護予防の目的とした体操講座と買い物支援を組み合わせた体操ショッピングバスを社会福祉協議会に委託をいたしまして、年10回実施をいたしており、ご自宅周辺で乗車が可能となっていることから、移動手段の確保にもつながっているものと考えております。 さらに、お一人で公共交通機関の利用が困難な要介護者や障がい者を対象とし、通院、通所を目的に有償で運送する移送サービスの福祉有償運送については、現在町内2事業者が7台の福祉車両により運営をいたしております。令和元年12月末現在では、84人の方が利用いたしております。 このように、町は高齢者の移動手段の支援を行っているところであります。 一方、高齢者を含めた幅広い世代を対象とする移動手段である鉄道、バス、タクシーなどの公共交通においては、人口減少、
少子高齢化、自家用車の普及や生活習慣の多様化などにより利用者数が減少いたしております。利用者数が減少している中、田園バス、通学バスなどに要する運行経費は年々増加傾向にあります。加えてバスやタクシーの運転手の高齢化や担い手不足が深刻な課題となっておるところであります。 このような状況を踏まえまして、町民の移動手段を維持、確保していくために、現在の公共交通などの状況を把握し、課題を整理するとともに、まちづくりと連携した町の公共交通体系を形成していくことを目的といたしまして、今年度、令和2年度から令和8年度を期間といたします金ケ崎町地域公共交通網形成計画の策定を新たに進めてきました。本計画は、町の公共交通の基本となる計画としての役割を果たすものでございまして、計画策定の対象範囲は町内全域とし、対象者としては買い物、通院、通学、通勤などに利用する幅広い世代の町民及び町内への観光客などの来訪者も含めた不特定多数の方といたしております。 本計画におきましては、現在運行している田園バスや通学バスなど、既存の移動手段やサービスの状況を踏まえながら、効果的かつ効率的な運行を目指し、令和2年度に通学バスへの混乗運行や田園バスの運行見直しを記載をいたしておるところであります。 また、自宅付近での送迎を行う戸口のいわゆる輸送サービスの導入、あるいは自動運転などの新しい交通手段、ICT活用による公共交通に関する情報発信などについても記載しており、町の人口減少、
少子高齢化を見据えながら町民の利用実態や要望を踏まえまして、幅広い施策を検討していくこととしております。 本計画の実行には、行政、運行業者だけではなく、町民も含めた町全体で地域の公共交通を維持していくことが必要であり、地域の実情に合った移動手段の構築や確保が求められることになりますので、一層のご理解、ご協力をお願いいたしたいと考えております。 以上で、13番、及川みどり議員のご質問に対する答弁を終わります。
○議長(
伊藤雅章君) 次に、教育長、答弁願います。 教育長。 〔教育長 千葉祐悦君登壇〕
◎教育長(千葉祐悦君) 13番、及川みどり議員のご質問にお答えをいたします。 まず、知的障がいがある幼児期の子供に対する取組では、主に次年度に小学校へ就学する年齢に達する子供の状況の把握を目的に、町内幼稚園及び保育園の年2回の巡回訪問を行っているところでございます。訪問は学識経験者、町保健師、町教育委員会児童生徒指導員等で対応し、対象児の状況を確認するとともに、就学に向けた支援等についての助言を行っているところであります。 また、就学先の決定につきましては、学識経験者、学校長及び特別支援教育担当教諭等を構成員とする就学支援委員会を開催し、適正な就学に向けての支援を行っているところであります。 次に、保護者に対してのサポート体制についてのご質問につきましては、園生活を共に過ごし、教育活動を行っている担任等の園職員が、園児の観察を基に保護者からの発達障がいに係る相談に対応しているところでございます。園職員は、発達障がいを内容とした研修や支援委員会を通して得た知識や情報を基に、教育の専門的な立場から保護者に助言し、また心理学的な専門性を有する学識経験者の対応が必要な場合には、教育委員会
事務局職員と園が学識経験者の助言を受けながら、保護者の気持ちに寄り添った支援を行っているところでございます。 そして、町民の皆様に対して認識していただく方策につきましては、発達障がいの種類や発達障がいがある児童への支援等、医学的な見識からの周知までは実施はしておりませんけれども、教育学的な見識から様々な個性を持つ児童がいることや、こだわりが強い児童及びコミュニケーションを苦手としている児童等に対する支援の在り方について、懇談会や学校通信等で周知を図っているところであります。 今後は、障がいがある児童も障がいがない児童も共に学ぶインクルーシブ教育を推進する観点から、発達障がいに係る、より専門的な内容について、PTA等を通じて広く周知していく必要があると考えているところでございます。 次に、幼児教育の取組につきましてのご質問にお答えをいたします。1点目の来年度の認定こども園南方幼稚園での教育認定の園児数は、3歳児17名、4歳児19名、5歳児18名、合計54名。保育認定の園児数は、3歳児14名、4歳児9名、5歳児7名、合計30名となっております。幼稚園全体の園児数は84名となり、昨年度当初と比較して8名増となっております。また、年齢ごとの保育認定の園児の割合は、3歳児が45%、4歳児が32%、5歳児が28%、全体で36%となっているところでございます。 2点目の認定こども園南方幼稚園における0歳児から2歳児の受入れ時期をいつからとするか、保育士の確保に問題はないかとのご質問につきましては、町立幼稚園再編計画において議員からご指摘がありました保育士確保の難しさも計画策定の視点の一つとし、南方幼稚園の認定こども園化は、3歳から5歳児までを対象とする幼稚園型認定こども園に移行することとしており、0歳から2歳の受入れは、現段階の計画にはございません。 3点目の来年度の永岡幼稚園の未就学児への対応はどのように考えていますかとの質問につきましては、来年度の永岡幼稚園の園児数は、3歳児2名、4歳児8名、5歳児3名の合計13名の予定であり、4、5歳児を異年齢学級とする見込みとなっているところでございます。 以上で13番、及川みどり議員のご質問に対する答弁を終わります。
○議長(
伊藤雅章君) ここでお諮りをいたします。 ただいま13番、及川みどり君の一般質問中でありますが、東日本大震災追悼に係る黙祷の時間が迫っております。暫時休憩したいと思いますが、ご異議ございませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(
伊藤雅章君) ご異議なしと認めまして、13番、及川みどり君の再質問は休憩後とし、暫時休憩をいたします。 休憩(午後 2時27分) 再開(午後 2時48分)
○議長(
伊藤雅章君) 休憩を解いて再開いたします。 休憩前に引き続き会議を行います。 再質問を許します。 13番、及川みどり君。
◆13番(及川みどり君) では、再質問をいたします。 最初に、防犯灯の件についてお伺いいたします。防犯灯、各自治会から出た要望の中から毎年10件ぐらいということでしたけれども、私たちここにいる皆さん多分そうだと思うのですけれども、車で通っているので、街灯がない暗いところというのは本当に気をつけないと、何げなく走っているのではないかなと思います。町を東西に分けると、東側は割といろんな電気、明かりあります。西側も南方の外れから西部地区、六原の西のほうに行きますと、ほとんどもう明かりがない状態というのが目につくわけです。やはり歩く人、自転車の人にとっては、本当に暗くて気持ちの悪い場所になっているのではないかなと思います。そういうところの方からの要望なのですけれども、やっぱりどうしてもうちの近く通る場合に暗くて怖い、不便であるということでありました。 私が今回言いたいことは、年間10基とかというのではなくて、リース方式で取り付けるという形をやっている自治体が実際あります。リース方式だと、もちろん電気代は自分たちが払うのですけれども、初期設定の分で費用がかからない、そういうのを利用して街灯をつけるということも一つの方法ではないかなということを思いましたので、今回こういう質問を出したのですけれども、そういうリース方式とかというのは考えたことはなかったでしょうか。
○議長(
伊藤雅章君) 生活環境課長。
◎生活環境課長(鈴木敏郎君) 13番、及川みどり議員のご質問にお答えいたしたいと思います。 町内の東側より西側のほうが暗いということで、防犯灯をというお話でございます。さらに、あとリース方式を検討したことはないかというお話でございますが、繰り返しになりますけれども、毎年各地域で、例えば子供たちが歩いて危険な箇所はここなので、この電柱のところに防犯灯をつけてほしいとか、そういったものを各地区から要望を頂戴いたしまして、その要望に応えて防犯協会の役員でありますとか、警察のほうでも一緒になって確認をしながら、やはりここに欲しいなというようなところに設置をしてございます。 ちなみに、令和元年度につきましては、各地区から19か所の要望を頂戴いたしまして、本年度は19か所のうち15か所に設置をさせていただいております。さらに1か所移設をしてございます。都合16か所を直したという形になります。 このうち令和元年度については、ちょっと特別な事情がございまして、実は東北電力様とユアテック様のほうから、灯具代とあとは設置ということで8基ご寄附を頂きまして、そういった形で15基を設置させていただいているということになります。リース方式のほうは検討したことはございませんけれども、一応今のままのような形で、毎年要望を頂いたものに対しまして設置をしていくという形にしたいと思っております。 実はルールがございまして、金ケ崎町のほうで防犯灯は設置しますと。設置した以降、地区において管理をしてくださいと。電気代は金ケ崎町がお支払いしますというようなルールにさせていただいております。仮に灯具のほうが壊れてしまったという場合につきましては、各地区のほうで、2回目以降はそこに再度設置をしていただくというような形で進めさせていただいております。 以上で終わります。
○議長(
伊藤雅章君) 13番、及川みどり君。
◆13番(及川みどり君) 今回15か所つけたということですけれども、実際うちの自治会でも、去年電柱のほうが腐って倒れたのは自治会の負担で直していますので、自治会が修理等を負担するということはしております。 ただ、やっぱり前、高谷野原線、ずっとJAの辺りまでかなりの数の電柱につけていただいて、あそこは本当に皆さん冬なんか、特に目印にもなって助かるという声がたくさんあります。その先にいる方から、こっちはいつ来るのだというような話も聞きます。近くなくてもいいので、距離を置いてもいいので、もう少し電灯、街灯については検討していただきたいなと思うところでございます。 今の話で、すぐにはこれ以上はできないということでしたけれども、実際自分が夜暗いところを走ってみて、車でもいいです、やっぱりあまり暗いと、1人で車を運転して歩くのも何か怖い感じがするところもありますので、そういうところを実際自分たちが経験していただいて、ちょっと町を、今年は町民憲章の40周年、「明るいまちをつくりましょう」というのが1番にありますので、まずその見た目から明るくしていただくということも考えていただければと思います。街灯の件は、そのことでまたご検討をお願いいたします。 あと道路ですけれども、道路も今回、先ほどの答弁では細かいところまではすぐはできないということでしたが、やはり本町といいますか、県道なのですけれども、あそこは道路そのものが悪いというのではなくて、水路に蓋をして歩道にした部分というのがありますよね。町なかです、本町通りずっと。歩道をちょっと確保するために……何と表現していいかあれですが、それがすごく凸凹で歩くのが大変だという声もあります。また、あとそこだけではなくて、細かく凸凹になっている道路というのは、やっぱり歩きづらい、そういうところがありますので、これからまたいろいろ調査すると思いますけれども、やっぱり大きい道路もですが、小さいちょっとしたところで、大がかりな工事でなくても表面を平らにできるようなところがあったら、何とか手をかけていただきたいと思いますけれども、その点についてご返答をお願いいたします。
○議長(
伊藤雅章君) 建設課長。
◎建設課長(菅原睦君) お答えします。 先ほど言われた路線につきましては、多分県道かと思いますので、その点につきましては県のほうにも話はしたいと思っております。今現在はほとんど幹線道路、1級、2級道路といって、交通量の多い路線を集中的にやっている状況でございますので、なかなか路線数、距離数が多い町道ですので、細かいところまでのパトロールが行き届かないというのが現状でございます。 あとは、地区のほうからもいろいろ要望が上がってきていますので、できるだけそれに対応できるように、現場を確認しながら対応していくという状況でございます。 あと、表面の処理につきましては、現場を確認しないと、対応できる、できないの判断がつきませんので、この場ではちょっと回答は控えさせていただきたいと思います。 以上です。
○議長(
伊藤雅章君) 生活環境課長。
◎生活環境課長(鈴木敏郎君) 防犯灯について再度お答えをさせていただきたいと思います。 先ほど回答させていただいたとおり、防犯灯につきましては今までのルールどおり、各地区からの要望に合わせて、要望が上がった都度いろんな形から検討させていただいて、その設置について内部で検討をしてまいりたいと思います。結局防犯灯をつけることによって、初期投資は金ケ崎町で負担しますけれども、つくことによって、今度はそれを地区で管理をして、壊れれば、それを維持するために各地区で設置し直すということが発生します。さらには、あとはつけた以上、今度は金ケ崎町のほうで電気料は払っていくということになりますので、総合的に検討しながら、設置については考えてまいりたいというふうに考えております。 以上で終わります。
○議長(
伊藤雅章君) 13番、及川みどり君。
◆13番(及川みどり君) では、よろしく対応のほどお願いいたします。 次に、障がい者の件です。障がいのある方で、やっぱり親とか兄弟が面倒を見ている。今はもうその方が、面倒を見るほうも70、80、見られるほうも60近くなっているという方が大分増えております。そういう方々が老人ホームとかに入るという場合に、普通の養護老人ホームにはちょっと入れないのではないかと。やっぱり障がいがあるために、専門的な知識を持った人が対応しないと、やはり面倒を見るのも大変ではないかということで、今家族の方が大変、自分たちが本当に手をかけられなくなったときのことを心配しております。 以前にも私このことを質問しておりますが、これは町でできるという問題でもないので、先ほどの答弁の中にも県、国との調整が必要だということがありました。このことについては、ぜひともそういう県、国のほうに要望を持っていっていただければいいかなと、そのように思いますので、ぜひ働きかけをお願いしたいと思います。 あとは、発達障がいの方々に対する取組ですけれども、以前に私がこの発達障がいのことを取り上げたときは、まだ本当に発達障がいという言葉を知らない方がほとんどだったと思います。まだ七、八年前なのですけれども、その後いろいろなところで発達障がいということを取り上げるようになりました。その方を育てていたお母さんから、小さいときは本当になぜ言うことを聞かないのか分からない、ただ親のしつけが悪いとかなんとかということをいっぱい言われたということで苦労したということを伺っております。その兄弟に対しても、あなたのお兄さんはおかしいとかということで兄弟もいじめられたとか、そういう話を伺っております。 今はこのようにして、大分そういう方に対する認識も改まってきたので、学校のほう、幼稚園のほうでは、先ほどの答弁を聞きますと、かなり手の入った対応をしていただいておると思いますので、その点については安心いたしました。私もそういうきちっとした調べが足りなかったので、まず町のほうでどのような対応をしていただいているのかということをお伺いしたくて今回質問を出しました。やっぱり幼児期にきちっと対応していくということによって、もう本当に大分改善されている方も見えられますので、この点につきましては本当に今後とも続けて、よろしく対応していただきますようにお願いを申し上げます。 保護者に対してのサポート体制ということで、やっぱり広く、別にそういうお子さんがいるのが恥ずかしいとかそういう意識をなくして、みんなもやっぱりきちっとした認識を持って保護者の方への対応もしていかなければならないと思いますので、それも様々な機会を捉えて、やはり教育委員会としても対応していただきたいと、そのように思います。 あとは、この点は、今回私は町としては十分今のところは対応しているのではないかなと思いましたので、承知いたしました。 それから、高齢者の交通手段についてです。今公共交通網形成計画ということで取り組んでおるということでした。それで、これを読みますと、個別で回れるようにするためには5年後ぐらいになって目指すとかと書いてありましたけれども、現在困っている方が5年たって果たしてまだ元気で歩けるかと。その方々が今街に出るときに、うちの近くまで車が来ていただければいいなというのが望みなのです。だから、5年とか7年先の実現を言っていないで、もっと早くこれはできないものかと思うのですけれども、このことについてお伺いをいたします。
○議長(
伊藤雅章君) 商工観光課長。
◎商工観光課長(高橋文浩君) お答えいたします。 今年度、いわゆる令和元年度金ケ崎町の公共交通網形成計画というのを過日公共交通会議を開いてご決定といいますか、案をご決定いただき、ただいま手続の最中でございます。その中では議員ご質問のとおり、計画の前半と、あと後半と分けて公共交通を運行していこうということで定めているものでございまして、いわゆる後半の計画ということで、令和5年以降にただいま議員のご質問のとおり、戸口輸送サービス、いわゆるデマンド交通型の輸送サービスの検討をし、導入しようというところで計画に盛り込んでいるものでございます。それまでは、なかなか一気にデマンド交通まではいけなくて、現在の田園バスをいろいろとルートを考えながら、もしくは町民の外出実態に合わせながら運行しようということで計画をしているものでございます。 先ほど町長答弁のほうにもありましたけれども、基本その公共交通といいますのは、1人で歩ける方といいますか、そういう方を想定してございます。例えば介護の必要な方とか、車椅子の方といいますと、答弁書にありましたとおり福祉タクシーをご利用いただくとか、介護認定を受けている方であれば介護タクシーをご利用いただくとか、もしくは大変申し訳ございませんが、町の公共交通につきましては、一般のタクシーもございます。タクシーの中では、今2事業所がございまして、その2つの事業所ともユニバーサルデザインということで、いわゆる車椅子対応のタクシーも導入していただいているところでございますので、毎回とは言いませんけれども、そういうふうな交通手段もあるということでご理解いただきたいと思いますし、多様な選択肢がありますので、ぜひそちらのほうから選んでご利用いただければというふうに思っております。 以上でございます。
○議長(
伊藤雅章君) 13番、及川みどり君。
◆13番(及川みどり君) いろいろあるというのは……。ただ、実際そういうバス停までは遠くて困って、実際自分の足では歩けます。だから介護を受けるものではない。ただ、そのバス停までが遠いという方、結構いると思うのです。この間言われた方は、バスにしろ乗用車で行っても、そこのところでUターンするのが難しいような道路が狭い、だから多分バスが行っても戻ってこられない。その田園バスの停留所までは、本当に3キロまではいかないけれども、2キロ近くはあるかなと思うような感じ。車で行ったので、そんなにあれなのかもしれないけれども。本人たちにすれば、バスに乗って街に出てきたいけれども、そこまでが大変。今は頑張って歩いている。それが5年後になると、それこそ介護が必要になって、自分の足で街に出て買い物ができなくなるというような、病院に行くにしろ何にしろ自分の足で行けなくなる年になってから、こういう戸口まで行けるようなサービスが始まっても、面白くないのではないかなと、そのように思うわけです。 そして、できるだけ早くそういう希望を持っている人に、1回でも2回でもうちの近くまで車が来て乗れるようになったなと喜んでいただけるような策を考えていただけないかなというのが私の希望なのですけれども。それで、5年後とは言わず、2年後なり3年後なり、早い時期に実施していただければいいかなと思います。 各いろんな全国自治体を見ると、いろんな方法で取組をやっていますので、そういう点もいろいろ考えてやっていただけたらと思いますが、しつこくもう一回お伺いいたします。
○議長(
伊藤雅章君) 商工観光課長。
◎商工観光課長(高橋文浩君) お答えをいたします。 今回地域公共交通網形成計画を策定するに当たっては、町民アンケートというのを実施いたしました。内容につきましては、町民1万5,000強おりますけれども、各世帯、各地区満遍なく、そして無作為に抽出をいたしまして、2,000人の方にアンケート調査をいたしまして、回収率といたしますと約4割強の方から回答を頂いて、そしてその中で町民の今抱えている課題、そして要望等の調査をした中で、この地域公共交通網形成計画を策定したものでございます。 その中に、実は路線バスが利用しやすいか利用しにくいかとか、どのような状態であれば利用できるかというふうなアンケート項目も入ってございまして、例えばでございますが、理想的な自宅から最寄りのバス停までの徒歩での距離というのを分析した結果、今回のアンケート結果ではバス停までの徒歩の距離が500メーター以内であれば、回答者の半数の方が利用できるだろうというふうな分析結果がございます。町といたしましては、このアンケート結果をベースに、バス停から500メーターぐらいの方が利用できるように、実は町内の人口のどこにどういうふうな、何人住んでいるかということ、人口メッシュというのがありますけれども、それを落とし込んで、そしてバス停から500メーター以内に何人の人がいて、それが町全体で何人カバーできるか、何%カバーできるかというのも分析をした結果で行っているものでございますが、例えばそれがその500メーターを半径として見れば、人口の9割ぐらいがカバーできるのであれば、何とかその公共交通としては目的が達成できるのではないかというふうな部分で考えているものでございます。 ただ、これは約1割ぐらいの方はどうしてもその500メーターから外れる方もいらっしゃいますし、実際公共交通ですので、細い道に入っていけない場合もございます。そして、この運行については安全第一です。危険なところにぜひバスを走らせてくれということは、なかなかこちらのほうでも要望ができないところでございますので、大変すみませんが、どこか妥協点を見つけながら今回の計画を策定したところでございます。 結局は、理想とする部分は、議員ご質問のとおり、我々も全ての方が公平に利用できるようにと考えているところでございますので、その費用対効果も見ながら後半の、いわゆる令和5年以降は皆さんを網羅できないので、それはデマンド型交通とかそういうものを計画して導入しなければいけないということでここに記述をし、まずこの計画に何とか沿うような形で運行の実現を図りたいなというふうに考えているものでございます。 以上でございます。
○議長(
伊藤雅章君) 13番、及川みどり君。
◆13番(及川みどり君) いい方法で進めていただきたいと思います。 では最後に、幼児教育の取組についてでございます。まず、認定こども園南方幼稚園が今度開園になるということで、3歳児から5歳児まで。ある方が今度お子さんが生まれて、その子を預けて勤めに出たいと思ったけれども、上の子が3歳以上、幼稚園の年齢。そうすると1か所に入れたい。上は幼稚園、下は別のかがやきとかああいうところ、幼児専門とかに入れれば入れるのだけれども、一緒に入れないと送り迎えとか大変なので、やっぱり預けることができないということがありました。それで、今回そういうこともあってちょっとお伺いしたのですけれども。あと別の方からは、ただ給食ができて土曜日預かるのが増えただけで、幼稚園とは、幾らかはあれだけれども、その小さい子も一緒にとなると考えなければならないという形でのお話も伺いました。 結局年齢が違う子供を一緒のところに預けたいとなると、やっぱり保育園になると思うのです。いろいろ対策は大変なのでしょうけれども、認定こども園南方幼稚園で0歳から3歳児までをやっぱり早く預けられるようにする、してもらいたいというのが住民の切実な願いではないかなと思うのですけれども。今のところ、まだいつからということが計画には入っていないということでしたけれども、どれくらいからやりたいなとかという思いはありますか。まだ全然ないですか。
○議長(
伊藤雅章君) 教育次長。
◎教育次長(佐々木健一君) 13番、及川みどり議員のご質問にお答えいたします。 0歳から2歳児の受入れについても、昨年度幼稚園の再編計画を策定する段階でも様々ご意見が出されました。もちろん保護者の方からも0歳から2歳児まで受け入れてもらえれば、今議員がおっしゃったように、兄弟みんな入れられるのだけれどもというお話もありました。ただ、その面を、費用の面だとか、あとは保育士の確保の面だとか、あとは公立の幼稚園と今の私立の保育園のバランスのことだとか、あとはこれから出生数だとか、その割合からも考えました。いろいろ議論の末に今のような計画を形取ったところです。現段階では、0歳から2歳児の受入れについては、計画の段階で検討にも入っていない状況です。これからの推移を見守るしかないのかなと思っております。 以上でございます。
○議長(
伊藤雅章君) 13番、及川みどり君。
◆13番(及川みどり君) 今はそういう計画にはないということでしたが、そうするとやっぱりその子供の年が幼稚園年齢から乳児年齢のお子さんを抱えている方の預け先というのは、仮に0歳から2歳児の施設が空きがあってもやっぱり預けられない。結果的に待機児童という形になってしまうということになると思うのですけれども、それの解決策というのは何か考えていますか。
○議長(
伊藤雅章君) 教育次長。
◎教育次長(佐々木健一君) お答えいたします。 具体的な解決策について今お答えできるものはないのですが、待機児童のほうもこれから子供の数がどうなるのか、今微減の傾向にあるのですが、子供の数だとか、あとは小規模保育施設だとか、その増えたり減ったりというところはあると思いますが、その保育所関係の施設の設置の状況だとか、その辺も踏まえての状況になると思います。具体的に今その対策について、はっきりとお答えできるものはございません。 以上でございます。
○議長(
伊藤雅章君) 13番、及川みどり君。
◆13番(及川みどり君) まず、本当に子供の数とかもいろいろあるとは思うのですけれども、やっぱりこれもちょっと考えていかなければならない問題ではないかと思いますので、これからの教育関係のお話合いの中でも取り上げていただければと思います。 それから、あと永岡幼稚園なのですけれども、来年度は2人入って全部で13名で、4、5歳児は一緒に異年齢学級でということになると、お互いの関わり合いは学べると思うのですけれども、3歳児が2名であると、友達との付き合い方とかそういうのが覚えられないのではないかなと、そういうふうに思うのですけれども。これは、たまには上の学級と組ませたりとかはすると思うのですが、永岡の今年小学校に入る子が十何人ということで、10人を超すということをちょっと聞いています。結局全部そのほかの子はほかの保育園に行っているということなので、永岡に子供がいないわけではないのですけれども、幼稚園に入る子がこのように少ない。そうすると、永岡幼稚園として今後存続というのをやっぱり考えていかなければならないのではないかなと思うのですけれども。私が地元にいて、あまり幼稚園がなくなるような話をするのもなんですけれども、やっぱり真剣に考えていかなければならない時期に来ているのではないかと思いますが、教育委員会のほうではどのように考えておりますか。
○議長(
伊藤雅章君) 教育次長。
◎教育次長(佐々木健一君) お答えいたします。 議員のおっしゃるとおり、やっぱり3歳児が2人というのは、集団での関わりという面ではやっぱりマイナスのところがあると思います。少人数のよさはあると思いますが、やっぱり集団で学び合う、活動をし合うという点ではちょっと足りないところがあると思いますので、その点は4歳児、5歳児との交流の時間を増やすだとか、行事も3つの年齢の子供たちが一緒につくり上げるだとか、そこは配慮をするように園には伝えていきたいと思います。 それから、統廃合につきましては、昨年度つくりました再編計画では、入園児の入ってくる数の見込みがやっぱり望めない場合と、あとは異年齢集団、異年齢学級が恒常的に続く場合は統廃合に向けての協議に入りますとしておりますので、その点を踏まえて協議に入ることになると思います。 以上でございます。
○議長(
伊藤雅章君) 13番、及川みどり君。
◆13番(及川みどり君) いろいろと問題は多いと思いますけれども、子供たちのことを、また地域のことを考えながら、十分な協議をしていただければと思います。 以上で質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(
伊藤雅章君) 商工観光課長。
◎商工観光課長(高橋文浩君) 13番、及川みどり議員の先ほどの答弁について訂正がございましたので、訂正をさせていただきます。 私、公共交通のバス停から500メーター以内での人口のカバー率で約9割というふうなお話をさせていただきましたが、これは田園バス、そして金ケ崎町には岩手県交通の路線バスもございます。さらに、JRの鉄道もございます。それらを合わせると、すみません、9割近くでございまして、純粋に田園バスだけでの人口のカバー率であると約7割ぐらいということになりますので、訂正をさせていただきたいと思います。申し訳ございませんでした。
◆13番(及川みどり君) 分かりました。
○議長(
伊藤雅章君) これで13番、及川みどり君の一般質問は終わります。 お諮りいたします。休憩したいと思いますが、ご異議ございませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(
伊藤雅章君) ご異議なしと認め、午後3時35分まで休憩をいたします。 休憩(午後 3時21分) 再開(午後 3時35分)
○議長(
伊藤雅章君) 休憩を解いて再開いたします。 休憩前に引き続き会議を行います。
○議長(
伊藤雅章君) 一般質問を続けます。 9番、千葉良作君。 〔9番 千葉良作君登壇〕
◆9番(千葉良作君) 9番、千葉良作です。2月に町議会議員選挙が行われ、新議員16名が決定いたしました。町民の期待を背負って4年間の活動が開始され、身の引き締まる思いでございます。掲げた公約を実現するためにも、全力で頑張るつもりでおりますので、よろしくお願いします。町民の声を町政に反映させるために、与えられたチャンスを生かしていきたいと思い、1年目の初質問に立っております。2点にわたって質問します。 1、新型コロナウイルス対策についてお伺いします。新型コロナウイルス対策については、情勢が刻々と変わっておりまして、この一般質問の原稿を提出した時点とはまたずっと変わっておりますので、それも含めてお話も出るかと思いまして、それから回答のほうもお願いしたいというふうに思っております。 連日テレビや新聞等で報道されている新型肺炎は、致死率は高くはないが、感染率の高いのが特徴であると聞いております。そのため国内各地で発症したという報道がありまして、当町にもその影響がないとは言えない状況になってきました。東北地方での感染は、今のところ宮城県、それから秋田と福島でも各1人ずつ感染したと報道されておりますし、いよいよ金ケ崎もというような感じがしております。現在国内では1,200人以上の方が感染していると。うち死亡者も16人と聞いております。本町においては、対策本部が立ち上げられたと聞いておりますが、どういう対策が講じられたのかは伝わってはおりません。どういう形で、いつ町民に発信されるのかを質問いたします。 先日の町からの配布物の中には、1枚のチラシが入っておりました。「感染症対策へのご協力をお願いします」というタイトルで、「①手洗いの仕方」、「②咳エチケット」ということで、咳をするときのエチケットや正しいマスクの着用の仕方が表示されていました。よく見ると、首相官邸と厚生労働省の連名でのチラシのコピーでありました。私の部落の掲示板には、このチラシの拡大版が3枚貼っておりました。部落民へのお知らせがなされておりました。注意喚起がなされているのはいいことだと思っておりますが、今こんなに騒いでいるのに、感染力が強く死者も出ているのに、これだけでいいのだろうかという疑問が出てきます。いかがでしょうか。 政府は、学校の休校を要請しました。唐突な発表で、担当の文科省でさえも驚いているとの報道もなされております。ましてや現場での混乱ぶりは相当なものであると察しております。夏休み、冬休みの長期休業に当たっては、かなりの時間をかけて子供たちや保護者に対しての学習はもちろんのこと、1日の生活や外出に対してまでもきめ細かく指導の手を加えております。さらには、休業中においても登校日を設定するなど、細心の注意を払って休校にしているのです。今回は、いきなりの1か月もの休業になりそうです。その次のところはカットします。「町は臨時休校の開始を検討中と報道されています」というのは、これカットします。文科省は「地域や学校の実情を踏まえ、様々な工夫があっていい」と述べ、教育委員会の判断に任せております。 以下、質問いたします。 (1)、3月の授業時間が不足するわけですが、その不足についての対策はいかがでしょうか。 (2)、未習、未履修の内容についての補充はどう行うのでしょうか。 (3)、学童保育の開所は行うようですが、職員は十分に確保されておりますか。 (4)、町民への周知や協力要請はどのように行いますか。 (5)、休校中の児童生徒への対応はどのように予定しておりますか。 2、次年度の児童表彰制度。児童表彰制度が制定されてから、早いもので試行を含めて4年経過しました。その間教育長はずっと携わっていらっしゃいまして、いろいろとご苦労なさっていると思います。 いろいろ意見があった中で、この条例が制定されたわけですが、私はこの制度を推進する立場で質問をしてきました。4年も継続されると、成果や課題を踏まえて次年度の方向性も見えてきて、明るい展望が期待されるのではないでしょうか。 子供たちからのアンケートにおいては、肯定的な評価が圧倒的に多くて喜ばしいことであると思っております。大きな成果が得られていると思います。しかし、課題となっているのは地域への波及効果が薄いということではないかと思います。町の大きな課題は人口減少であります。少子化であります。子育ての町として近隣にも知られている金ケ崎が、いろいろな支援のほかに「
地域づくりの真ん中に子供たちを置く」ということは、どのくらい地域の活性化につながることであるか容易に想像できます。1人でも2人でもいれば、子供はいないのではなくているのです。その子供たちを温かく地域で見守っていくことに期待のかかるのが児童表彰制度だと思います。 単に教育委員会と学校、子供たちとの関係だけで終結するにはもったいない制度です。地域にも子供たちの存在を広げていけるすごい力を持った制度ではないでしょうか。
地域づくりはまちづくりであり、人づくりであります。 以下、質問します。 Ⅰ、過去3年間を振り返って質問します。 1つ、子供の目標の立て方にどういう変化がありましたか。 2つ、アドバイザーに依頼する方々に広がりはありましたか。 3つ、地域の関心に深まりは見られましたか。ありましたら、その例を示してください。 4つ、この4年間の間に教育委員会の取組に変化はありましたか。 5つ、教育委員会の担当者は増員されましたか。されましたら、その人数と取組分担はどうなされましたか。 6つ、本制度を実施するに当たっての事業予定を教えてください。 Ⅱ、次年度の取組について。 1つ、教育委員会として本制度を実施するに当たっての重点項目は何ですか。 2つ、どういう方法で重点項目を実施する予定ですか。 3つ、地域への働きかけはどのような方法で行いますか。 4つ、本制度の実施に当たっては、アドバイザーが大切なキーワードとなります。どのような方に依頼するかの指針はどのようなものですか。依頼方法はどう考えていますか。 5つ、表彰式の持ち方はどういう方法を考えていますか。 よろしくお願いします。
○議長(
伊藤雅章君) 答弁願います。 町長。 〔町長 髙橋由一君登壇〕
◎町長(髙橋由一君) 9番、千葉良作議員のご質問にお答えをいたします。教育長にもお尋ねでございますが、私から先に答弁をさせていただきます。 初めに、学童保育所の開所に伴う職員の確保についてのご質問にお答えをいたします。普段の登校の日は午後からの開所となるため、基本的に指導員は午後からの出勤となっているところでございますが、今般のコロナウイルスによる小学校の休校により、やむを得ず家庭で児童を保育できない保護者のための緊急措置として、午前中からの開所に至っているところでございます。 指導員の確保につきましては、運営主体である社会福祉協議会においてご尽力を頂いたところでございます。しかし、長期休暇並みの指導員の確保を急に行うことが難しく、指導員のシフトの調整等により、午前中は基本的に1年生から3年生までの低学年を受け入れることとし、通常の開所の時間である午後2時からは全学年の受入れを行っておるところでございます。 次に、町民への周知や協力要請についてでございますが、新型コロナウイルス感染症は、咳などによる飛沫感染や、ウイルスで汚染された手指等を介して接触感染されると言われておるところであります。 予防策としては、季節性インフルエンザと同様に、咳エチケットや手洗いに加えてアルコール消毒剤も活用するなどの通常の感染症対策を行うことが重要とされておるところでございます。これらのことから、住民周知のために2月3日、13日に町のホームページに新型コロナウイルスに関する情報を掲載いたしまして注意喚起をいたすとともに、2月20日の区長配布では、感染症対策へのご協力をお願いいたしております。このお願いの各戸配布チラシを公民館掲示用として咳エチケット、あるいは手洗いチラシを拡大して送付をいたしましてご協力要請をいたしたところであります。 また、2月27日に新型コロナウイルス感染症の発生、その際の感染拡大を可能な限り抑制し、健康被害を最小限にとどめるとともに、社会経済への影響を最小限に抑えるため、金ケ崎町新型コロナウイルス感染症対策本部を設置いたしました。同日開催いたしました本部会議では、安倍総理の「多数の方が集まるような全国的なスポーツ、文化イベント等については今後2週間は中止、延期、または規模縮小等の対応の要請をする」と、こういう発言を受けまして、町の対応方針を協議いたし、高齢者や不特定多数が参加する町主催のイベント及び事業については、当面3月13日まで中止または延期することを決定いたしております。 具体的には、診療所健康増進教室、
地域づくりフォーラム、東日本大震災犠牲者追悼式のほか2事業を中止、町民大学ほか1事業を延期いたしておるところでございます。 住民への周知については、ホームページ及び広報かねがさきお知らせ版におきまして、新型コロナウイルス感染症拡大防止に伴うイベント中止等についてお知らせをいたしております。併せて、地域などの行事について、不要不急のイベントなどの中止や延期の検討を依頼いたしておるところでございます。さらに、3月5日の区長配布では、新型コロナウイルスの集団感染を防ぐためのチラシを各戸配布いたしておりますし、小中学校の休校とそれに伴う対応については、保護者に対して文書通知により周知あるいは協力をお願いいたしております。現時点では、町民への周知や協力要請に当たってはホームページや広報掲載、チラシの全戸配布の手段によらざるを得ないことのご理解もお願いいたしたいところであります。SNSによる誤った認識などで不安を助長する情報も散見されることから、今後も国、岩手県からの情報等に基づきまして、ホームページや広報掲載などによりまして、正しい情報の提供に努めてまいりたいと考えております。 以上で、9番、千葉良作議員のご質問に対する答弁を終わります。
○議長(
伊藤雅章君) 次に、教育長、答弁願います。 教育長。 〔教育長 千葉祐悦君登壇〕
◎教育長(千葉祐悦君) 9番、千葉良作議員の新型コロナウイルス対策につきましてのご質問にお答えをいたします。 まず、授業時間不足についての対応につきましては、2月28日付文部科学省初等中等教育局教育課程課通知により、新型コロナウイルス感染症に伴う臨時休業を行った場合において、学校教育法施行規則等に定める標準授業時数を下回った場合においても、下回ったことのみをもって学校教育法施行規則に反するものとはされないことが示されたところでございます。これによりまして、各学校において児童生徒の各学年の課程の修了、または卒業の認定に当たっては弾力的に対処し、その進級、進学等に不利益が生じないよう配慮しているところでございます。 次に、未習内容の補充につきましては、児童生徒の学習に著しい遅れが生じることのないよう、必要に応じて次年度に補充のための授業として前学年の未指導分の授業を行うなどの対応をするよう、各学校に要請をしているところでございます。 次に、休校中の児童生徒への対応につきましては、感染拡大防止の観点から、原則的に家庭訪問を実施しないこととしておりますが、生徒指導上心配な児童生徒や学校不適応児童生徒等については、必要に応じて家庭訪問を実施することとしているところでございます。 また、小学生以外の家族等が不在のため、自宅等で小学生だけで過ごすことが困難である場合は、各学校で該当児童の受入れを行っております。 2件目の児童表彰制度につきましてのご質問にお答えをいたします。当制度は、平成27年3月に制定しました金ケ崎町子ども育成条例に掲げる、目指す子ども像実現のため、家庭、学校、地域が一体となり、児童が自ら定める目標達成のために努力した姿勢を認め励ますことにより、自信と誇りを持たせ、自立する子供の育成に資することを目的として、町内小学校6年生児童を対象に、平成28年度から子どもはげまし制度として実施しているところであります。この制度は、児童がチャレンジシートを活用し、家の手伝いを毎日する、毎日縄跳びをするなどの目標及び目標達成のためのアドバイザーを自ら設定し、7月から9月までの3か月間、各自が取り組み、その努力した姿勢を教育委員会が認め、励ますものであります。また、児童が取り組んだ結果についてアドバイザーとともに評価し、改善につなげていくことを経験するとともに、何事においても目標を定め努力することが大切であることを学び、中学校へ進学後も学習やクラブ活動等に精力的に取り組んでもらいたいとの願いを込め、実施しているものでございます。 1つ目のご質問であります。子供の目標の立て方にどう変化はありましたかについては、児童の目標は家の手伝い、体力づくり、スポ少、習い事の上達、読書などが多く、大きな変化はございません。 2点目の質問、アドバイザーに依頼する方々に広がりはありましたかにつきましても、保護者、家族、スポ少、習い事のコーチが大半となっており、大きな変化はございません。 3点目のご質問、地域の関心に深まりは見られましたかにつきましては、スペシャルチャレンジとして地域交流を目的とした目標を立てる中で、地域のお祭りに参加する、子ども会行事に参加する、公民館の掃除に参加するなど、多くの児童が地域と関わることを目標として掲げ実践していることから、地域の方々の子供への関心は深まっているものと捉えているところでございます。 4点目のご質問、この間に教育委員会の取組に変化はありましたかにつきましては、先述のとおり、児童が地域交流を目的とした取組を実施できるよう、スペシャルチャレンジを設定いたしました。また、年度当初の校長会議等にて学校への説明を行っているほか、行政区長、自治会長会議においての周知を実施しているところでございます。そして、取組を開始する際にはアドバイザー向けの通知を発出するなど、制度へのご理解とご協力をお願いしてきたところでございます。12月に実施しておりますチャレンジ賞授与式につきましては、各学校の行事予定などを考慮し、学校ごとに開催場所や開催時刻を設定し、柔軟に対応してきたところであります。 5点目のご質問、教育委員会の担当者は増員されましたかにつきましては、限られた職員体制の中、会議等での説明、書類作成、物品購入など、可能な限り分担しながら事務を行っており、特別に担当職員の増員は行っておりません。 6点目のご質問、本制度を実施するに当たっての事業予定につきましては、これまでと同様に今後も同制度を実施する予定としているところでございます。 次に、次年度の取組につきまして、1点目のご質問、教育委員会として本制度を実施するに当たっての重点項目及び2点目のどういう方法で重点項目を実施する予定かにつきましては、制度の一連の流れに変化はございませんが、学校へ本事業の実施を通知する際にチャレンジシートの具体的な記入例を示したり、校長会議で本事業の趣旨や実施方法を詳しく説明するなどして、学校の負担軽減を図ってまいります。 3点目のご質問、地域への働きかけはどのような方法で行うのかにつきましては、まずは行政区長、自治会長会議においての周知や、各学校でPTAや地域の方々に出席いただく会議等での周知など、でき得る限り多くの機会に周知が図られるよう努めてまいりたいと考えております。 4点目のご質問、アドバイザーをどのような方に依頼するのか、指針はどのようなものか、依頼方法はどう考えているかにつきましては、アドバイザーは児童個々の目標に応じて定め依頼するものであり、教育委員会が直接依頼するものではありませんが、児童が目標を定める際の一助となるよう、生涯学習人材バンクの提供などを行ってまいります。 5点目のご質問、表彰式の持ち方はどういう方法を考えていますかにつきましては、今年度と同様に各学校の状況を踏まえ、開始時刻や開催場所等を設定し、できる限り学校の負担とならないよう進めてまいりたいと考えているところでございます。 以上で、9番、千葉良作議員のご質問に対する答弁を終わります。
○議長(
伊藤雅章君) これより再質問を許します。 9番、千葉良作君。
◆9番(千葉良作君) それでは、最初に新型コロナウイルス対策のことで、あしたまた同僚議員がこのことについては質問するようですので、私あまりそちらとかぶらないような質問をしたいと思いますけれども。 この新型コロナウイルス対策で、町のほうは27日に対策本部を設置したと。そして、県教委は28日に学校休校の連絡をよこしたと。それが金曜日です、28日。29日が土曜日、そして3月1日が日曜日、そして2日が校長会議と、こういう日程であるわけですが、新聞等によると各地区の休みに入る日が書いてあるわけですが、これは29日土曜日の新聞なのですが、一関と奥州市と金ケ崎は検討中と、こういうふうに書いて、よそは3月2日から休み、3日から休み、4日、5日と。6日、9日と、こういうふうになっているのですが、私はこの検討中というのを見て、金ケ崎はいろいろ考えているのだなというふうに思いました。何がそう思ったかというと、ここに書いてあるとおり、休暇に入るにはやっぱり長いこと準備、特に小学校の低学年なんかは本当にきめ細かく準備していかないと、「あしたから休みだ、はい、あと来なくていいからね」というわけにはいかないと。しかも、この3月というのは、3学期というのは、学校にとってはもう書き入れどきと言っていいくらい忙しい時期なわけです。卒業式もありますし、修了式もありますし、そしてここでまた次のステップに上がっていくということで、これが、この準備をするのにやっぱり3月いっぱいはかかるわけです。少なくとも日報に投書した方の元教員という方の投書によると、せめて1週間の時間があったならばなというふうに書いてあるのです。あしたから休みだではなくて、1週間先ぐらいであればよかったのではないかなと。これであれば、まだいろいろ対処して、次年度へつなげることも可能ではないかと、こういうふうに思うわけですが、そこでさっきの金ケ崎の未定というのが、検討中というのが非常によかったなと、そういうことも検討しているのだなと思ったならば、2日後にはもう休みに入りますというふうになっているわけです。 そこで、なぜ校長会議を28日の日ないしは29日に、土曜日ですけれども、なぜこの日に持たなかったのかということを私聞きたいのです。もしそのとおり、そこで2日から休みになるよ、3日から休みになるよという、短期間やることが最初に分かっていれば、その期間をやっぱり取る必要があるのではないかなと。そうなれば、学校の教員だって土曜日でも日曜日でも来て、その準備をしなければならないわけですが、そのことについてなぜもう少し早く、早くといったって、あと2日ぐらいなのですけれども、私それ遅かったのではないかと思うのですが、いかがですか。
○議長(
伊藤雅章君) 教育次長。
◎教育次長(佐々木健一君) 9番、千葉良作議員のご質問にお答えいたします。 校長会議の開催につきまして、そのあたりの時系列についてご説明いたします。27日の夜に学校一斉休業、休校というような報道がされました。その時点で教育委員会事務局としても早期に対応が必要だということで、その日の夜のうちに早期に臨時園長校長会議を開く必要があるだろうということで、園長部会長と、それから校長会の会長とも協議いたしました。そこで、県の通知、国の通知を待たずして、次の28日の10時に臨時で園長校長会議を金ケ崎中学校で開催しました。その時点では、まだ国の通知、県の通知は届いていないわけなのですが、それを移動中にホームページで国の通知が示された、そういう状況でした。28日の午前10時にまず第1回を開いて、その日の午後にも臨時園長校長会議を開きました。そこで、やっぱり校長先生方、校長や園長から出されたことは、子供たちが急に2日から休みとなっても心の準備もあるだろうと。担任の先生方も、そこでずっと年度お別れになるかもしれない、学級経営上、やっぱり何日かの猶予は必要だろうと。 一方、子供たちの命を、安全を確保するためには、やっぱり2日からのなるべく早い時期からの閉鎖というのも必要だろうと。そういうあたりのせめぎ合いといいますか、学校経営と園経営、それから子供たちの安全、安心のことを考えて2日からは難しいのではないかという、そういう意見も出されました。そこで、2日に決定するという形にしましょうと。ただし、保護者のほうはそういう報道がなされて、2日から閉鎖になるのではないかと不安を抱えるだろうということで、28日に保護者宛ての通知を出して、2日は通常どおり登校しますというのも発出したところです。そういう経緯がありまして、第3回目の臨時園長校長会議が週が明けた月曜日に行われたということになっております。 以上でございます。
○議長(
伊藤雅章君) 9番、千葉良作君。
◆9番(千葉良作君) 経過を聞けば、そういうことなのでしょうけれども、ただやっぱり私の意見としては、ここに少しクッションを設けるべきではなかったかなと。せめて早くやってしまえば、その分2日でも何ぼでも早く準備できたのではないかなというふうに思うわけです。 ただ、なぜこういうことが言えるかというと、この新型コロナウイルスが一体何物かということが分からないです。町のお知らせしていますというのを私見ましたけれども、もっと出ているのかもしれませんけれども、この新型コロナウイルスの拡大を防ぐにはどうしますかというのが来ていました。これ厚生労働省からコピー。それから、あと感染予防、さっき言ったのが、これが首相官邸と厚生労働省から出たコピーです。それから、あとこれが西小学校から来た、こういうふうにして休みますからねというお知らせです。 このコロナウイルスというのが一体何物かよく分からないです。だから早めたという話もあるのでしょうけれども、だからここのところでもう少しクッションを置いたほうがよかったのではないかなというふうに思っています。それは私の意見です。 もう一つ、町のほうで対策本部を立てたと、こういうふうに言っていますけれども、これも胆江の記事からですから、町長さんはもっとお話をしているかと思いますが、ここで決まったことを読んでいきますと、町のイベントは中止するとか、それからいろんな会議とかそういうのは自粛したり延期をしたりするというふうなことは書いてあるのですが、子供たちについての相談というのも多分しているかとは思うのですけれども。子供たちの対応に対しても、学校休校にするということも出ているのですが、ここではあまり新聞には載っていない。ここにやっぱり休む休むという、自粛自粛ということしか載っていないのですけれども。どうもこれだけで、何か対策として十分な対策を取られて町民に周知されているのかなと。 例えばこの間うちのほうでも、老人クラブの集まりどうするという話もあったのですが、「やっぱり中止だべな」と。老人クラブですよ、「中止ですな」と。役員会、「中止だべな」とか、それからあとは自治会の総会も、「これも延期だな」というふうな。「何でや」と言うと、何だかそれはよく分からない。そういうあんばいなのです。 ですから、やっぱりここのところをもう少しきちんと、こういうことで、このコロナウイルスが流行しているのだよということをはっきり出してもらいたいなというふうな気がしているのです。 それで、集まりは中止、中止と言っているけれども、多数による集まりを中止と書いているけれども、一体何人なのか。これ2人でも駄目なのか、3人でも駄目なのか、これよく分からないです。だから、ただただ畏れ多くて、何でもいいから休んだほうが一番いいと、もう右に倣えと。隣の自治会は休んだ、おらほの自治会はどうするべ、隣はやっている、ではやるかな、やらないかなと、こういう程度の判断ですから。だから、そういう点においては、やっぱり町の町民に対する周知が私はちょっと足りないのではないかなと。これからでもいいから、もう少しこういうふうなことをしてほしいということを出して、ホームページでも出したという話もありますが、それからチラシも出したということでありますけれども、チラシは大体みんな入りますけれども。ホームページは見ていない人もいるし、見ている人もいるし。やっぱり全員に知らせるような方法というのを取るだろうし、もう少し中身もとってほしいなと思いますが、これはどっち見て語ったらいいかな、いかがでしょうか。
○議長(
伊藤雅章君) 保健福祉センター事務長。
◎保健福祉センター事務長(相澤啓君) 9番、千葉良作議員のご質問にお答えいたします。 まず、町民への周知の関係でございますけれども、うちのほうでチラシ等を出させていただいておりました。確かにコロナウイルスについての町民への直接の説明が足りなかったという分のご指摘があるとすれば、そのような点もあったかと思いますが、これだけテレビや新聞報道で騒がれていておりましたので、またうちのほうでホームページでも厚生労働省のほうにリンクを貼らせていただきまして、コロナウイルスとは何ぞやという部分は見ていただけるような形を取っていたつもりではございますが、そういうご指摘があったのであれば、その点は反省をさせていただきたいと思っております。 それから、住民への要請の関係につきましては、この前出ました広報のお知らせ版の中で、行事の中止と併せまして、地域のイベントについても自粛とか中止についてご検討をお願いしますというような形でだけ出させていただいております。具体的にその判断基準というものは、現時点では作成しておりませんけれども、今後ちょっと作成したいということで、今事務方で動いているところでございます。また、それをどの程度まで出せるかという部分、何人という部分まで出せるかという部分はちょっとまだ疑問ではございますけれども、一応こちらのほうでも基準等を今準備しているところでございます。 以上でございます。
○議長(
伊藤雅章君) 9番、千葉良作君。
◆9番(千葉良作君) では、次に移りますが、この3月の何十時間の結果が出るわけですが、時間については今話あったので、それは法的なもので、これでもよしとすればいいとは思います。ただ、問題なのは、実際に学習していない部分をどうするかというのが問題です。この3学期、または3月というのは本当に今まで取り残したことを急いでやったり、それから次のものに向かっていくようなことをやってみたり、いろいろ大事な時期なのですが、その時期なのですけれども、もう一つ問題があって、職員の異動時期にも当たるのです。この異動については、震災のときには異動なしというので、何か異動がなかったのですけれども、今回の場合何も出ていないですけれども、例えば小学校の2年生、掛け算九九なんか今やっているのです。11月頃から掛け算九九を始めると。そうすると、11月、12月、1月、2月、1月が冬休みですから、2月、3月でだかだか、だかだかとやって、あとは3年生でも少しやりますよというふうに組んであるのですが、この3月がないということは、そこの部分が空白になるのです。早めに終わる子供はいますけれども、掛け算九九というのはご承知のとおり、これはもう中学校に行っても引っかかっているの何だと思ったらば、掛け算九九だというのがよくある。これは、95点では駄目なのです、掛け算九九は。やっぱり掛け算九九というのは100点でなければ駄目だ。95点では、これはもうやっぱり失格なのです。100点取らせなければ駄目なのです。そうすると、この未履修部分を次につなげるための方策、先生が異動する、しかも2年から3年は担任が替わる、大抵は。その辺の教育委員会の方針というのはどういうふうに考えていますか。
○議長(
伊藤雅章君) 教育次長。
◎教育次長(佐々木健一君) お答えいたします。 議員のおっしゃる課題につきましては、やっぱり園長校長会議のときも出されました。そこで2日に臨時の校長会議等を開いたときには、春休みの課題と、春休みの暮らし等の生徒指導も含めてなのですが、準備期間で何日間ぐらい必要か。また、中学校の入試も6日にありましたので、その入試対応のためには何日間登校させるのが必要かということで、3月3日までの登校、4日からの臨時休業措置だと、小学校も中学校も間に合うというぎりぎりの線が4日からという現場の意見もありまして、そこで金ケ崎町は4日からという休校措置を取りました。報道によりますと、県では2日からやった地域もありますし、3日からの学校のほうが多かったのかなと思います。ただ、金ケ崎町のほうは現場の意見も聞きながら、ぎりぎりの線で4日からというふうにしました。 その中で、今議員がご説明された未履修のことも出されましたので、その点については小学校、中学校の校長会のほうで申し送りをきちんとすると。そこで、まずは年度内にできることは学力向上は確保したいということで、課題も2日間あれば何とか準備できるので、春休みの課題にそれも含まれるような形にしましょう。ただ、新しく教えるものを課題というのはできないのだから、それまでのところで十分に子供たちに学力保障できるように。履修できなかった内容については、次年度の初めに補充のような形を取るか、そこは学校の裁量に任せましたけれども、しっかりと前年度3月に学べなかったところをきちっと保証してあげてから、次の学習をスタートできるようにということで確認をしました。 そこで課題になりましたのは、小学校から中学校に進学する場合です。その場合も、現在ですが、中学校のほうが中止になりまして、各小学校の6年生が、どこを、では学べなかったのかということの調査をして、そこを中学校で次の1年生の担任等にきちっと伝えて、5校の小学校、全部バランスよくスタートできるように、そういう配慮を今行っているところでございます。 以上でございます。
○議長(
伊藤雅章君) 9番、千葉良作君。
◆9番(千葉良作君) ぜひここのところはきちっと引き継ぎをしてもらうなり、それからあと4月に学校始まることが、これもはっきりはしませんけれども、その時点で学習、簡単なテストみたいなことでもして、どの程度履修しているかということをつかんで、そしてやっぱりさっき言った2年生の例を出しましたけれども、ここのところを徹底しないと、将来この子たちがこういう問題で引っかかるという可能性がなきにしもあらずですので、それがないような手だてをぜひ取っていただきたいなというふうに思います。 次に、児童表彰制度の話に持っていきますが、教育長からいろいろお話ありましたが、この回答を見ていると、この3年間、あまり変わりはありませんというふうなふうに私受け取りました。 この制度で一番私期待しているのは、今日の教育長の方針演説の中にも、やっぱり地域と子供たちを結びつけるというふうな、これでやるかどうかは別にしても、結びつけなければ駄目だと、子供たちをもう少し地域の中に入れなければ駄目だというふうな話も今日の演述に載っておりましたけれども、言っておりましたけれども、やっぱりそういうことからいうと、この児童表彰制度は、本当にこれ活用の仕方によっては大変いいものではないかなと思いますが、私の質問に対しては、あまり変わりはありません、あまり変わりありませんと、また去年と同じですというふうな答えがずっとあるのですが、同じ、同じでもいいのですけれども、同じで地域に子供たちが入っていくような方法にならなければ、逆に言えばあまり効果は期待できないというふうなことを感じるわけです。 この子供たちのまず最初の目標の立て方、やっぱりこれそんなに職員に負担をかけるような話ではないとは思うのですけれども、子供たちが目標を立てたときに、これが6年生の目標かという、そういうところに一言語れば、子供たちは例えばお掃除をしますなんて書いても、本当にこれが6年生の目標かなんてなれば、ちょっと話はまた変わっていくと思うのです。それだけのことですから、この辺はあまり大きな目標を立てることはありませんけれども、でもそういうふうな意識も持たせたほうがいいのではないかなというふうに一つ思います。 それから、アドバイザーへの依頼なのですが、ここが私大事なところではないかなというふうに思うのですが、アドバイザーへの依頼が大事で、多分黙って子供たちに任せていれば、おうちに入って自分の親に「こういうの、紙来たよ」と、「あとお父さん頼む、お母さん頼む」というふうなこと、部活とかスポ少の子供なんかはもう単純にスポ少の先生と、こう行くのではないかと思うのです。 ただ、これをアドバイザーへの依頼の手順として、まず一番先に、一言近所の人を頼みなさいと。近所の人頼みなさいと。そうすると、何人かは隣のお父さんやお母さん、それからじいちゃん、ばあちゃんに頼む子も出てくるのではないか。これで、いや、隣には誰もいないということはないですが、隣には頼めないという、そういう人はどうする。これは、もうあとは自治会に頼んで、自治会長さんや自治会にこういったのを頼むよということを語れば、自治会ではそういう人を見つけてくれるのではないかなと。それでも誰もいないなというときは、今度はやっぱり年寄り、老人クラブや老人、これに頼むと。それで4つ目には、そこでもいないとなったらば、あとは一番覚えている地区センターに頼んでみる。地区センターでは、あそこにいた、あの人いたというふうに教えてくれるのは地区センターではないかなと思います。そして、それでもないと、町のほうのアパートなんかでは、それでもないと。そのときは仕方ない、保護者でいいと思いますが。やっぱり保護者から順番に行ってしまうと、さほどの私は広がりは出ないのではないかと。 したがって、その手順でまずは近所の人たちにやるようなことを一言語ってやれば探すのではないかなと。次はこの人だよというふうに語ってやれば、探せるのではないかなと。こういう方法を考えてみたのですが、いかがでしょうか。
○議長(
伊藤雅章君) 教育長。
◎教育長(千葉祐悦君) ただいまのご質問にお答えいたします。 大変本当にありがとうございます。この制度をスタートして何年かやってまいりました。子供たちは子供たちなりに、毎年対象者が替わりますので、そう大きな変化というのはなかなか取ることが難しい制度でございます。とはいっても、いずれ子供たちはその年々に、一応これにかなり真剣に向き合っていただきまして、自己評価を見てみますと、3か月間という大変限定された期間ではございましたが、よかったと。あるいは、これをやり通したい、あるいはこの経験を次の中学校で生かしたいというふうに、大変肯定的に捉えた評価を出してくる子供たちのパーセントが多かったということで、実は大変いい制度だなというふうに思ってやってきたところでございます。と同時に、6年生が自分で目標を立ててこれをやり通すということになれば、多分一人一人が本当にこれをやり切れるだろうかどうかというふうな不安も持ちながらやっぱり入っていっているのだろうなと。そういう中では、やはり身近な目標のほうが自分ではやり切れるのではないかというふうな思いを持って目標を立てる子供も少なからずいるということでございました。 そういう中で、結果的に出てきた目標が、どちらかといいますと今まで自分がやり続けてきたことをさらにもっと上を目指したいとか、あるいは今まで家庭の中でやってこなかったことについて、よし、自分でやってみようとか、そういう非常に身近な問題を取り上げる子供たちが多かったということでございます。ただ、身近な問題であっても、やはりそのコメントアドバイザーは、確かに家庭、保護者になりますけれども、中には自分の息子にこういう面があったのかとか、こういうことを頑張れる子供なのだなとか、いろんなそういう家庭の中でもそれぞれの子供を認め励ますという雰囲気が出てきたり、逆に認められたというそういう思いを持つ子供もたくさん増えてきたというふうなことでございました。 ただ、実はこの制度を進めるに当たりまして、私も一番腐心しておりますのが、今議員がお話しになられましたこの制度をスタートするに当たりまして、アドバイザーも地域の方々にという部分がなかなか広がりが見られない。これをどうしたものかというふうなことで、ずっと来たところでございます。特にもこの背景は、実はかなり地域性があるな。要するに南方地区においては地域の方々にアドバイザーを求めるということは、実は大変なことでございます。それぞれの地域、あるいは街地区もそうなのかなとは思うのですけれども、要するにお互いがお互いを分からないという部分が結構ございますので。これを推し進めるに当たっては、かなりの目標を持って何かを取り組む子供たちと地域の方々の顔をお互いに会わせる機会、場所をきちっと持った上でないとできないだろうなとか、いろんな課題がございますけれども、ただ今このままで過ぎ去るわけにはいきませんので、今議員がお話しになられました、例えばこれは地域性ごとに、何も一律にアドバイザーを設定しなくてもいいのかなと。やれるところとやれないところ。やれるところにつきましては、今議員がお話しになられましたように、それぞれの地域の方々に広くお知らせをし、そして受けていただくというふうな、そういう体制も取っていくのがいいのかなというふうに思った次第でございます。 大変貴重なご意見ありがとうございました。この制度を進めてまいりたいと思いますので、今ご意見があった部分も参考にしながら、どうしたら地域の方々にアドバイザーを受けていただくか、あるいは子供たちがアドバイザーに地域の方を選んでもらうか、これを検討しながら進めてまいりたいというふうに思います。大変ありがとうございました。